本の紹介「最後の授業 ぼくの命があるうちに」

発売された当初に読んだ本ですが、また読み直しました。

大学教授が退官するときには、
「最終講義」という形で自分の大学で歩んできた道を研究成果とともに紹介します。

最近ではいろんなえらい先生方の最終講義がインターネット上でも公開されていて、
自由にみれますので、ぜひみてみてください。
それぞれの先生の魂や生き様みたいなのが感じられると思います。

この本でいう「最後の授業」は、
著者であるランディ・パウシュ教授の最終講義を中心に本におこしたものです。
なにより彼は、膵臓癌で余命宣告をうけて先が長くないなかで最後の授業を行い、
それは最後の授業であるとともに、○○○○○○○○○○○○○○○であった(ネタバレになるので避けます)、という内容です。

本の帯には、

「余命半年と知ったとき
 あなたは誰に、どんなメッセージを残しますか?
 夢をかなえることの大切さ、生きることの素晴らしさー。
 インターネットで配信されるや全米600万人が涙したある大学教授の「最後の講義」。

とあります。

なかでも僕の好きな一説の一つを紹介します。


夢をかなえる道のりに
障害がたちはだかったとき、
僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。

レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうにある「何か」を
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているのだ。

自分の生き方、自分の命の大事さ、夢を追いかけることの意味、
などについて深く考えるきっかけになると思います。
まだ読まれていない人は、ぜひ一度手にとってみてください。

youtubeにも動画があがっているので、英語が問題ない人は、ぜひ生の姿をみられることをおすすめします。