研究内容

腫瘍溶解性ウイルス療法

がんに対して特異的に感染し、がん細胞を壊す治療法です。レオウイルスとよばれる自然界に存在するウイルスを用いているため、安全性も高い治療法です。犬の様々ながんに対してがん細胞を殺す効果があることを証明してきました。

犬の抗体医薬

抗体を用いた治療法の開発を積極的に行っています。抗体医薬は、免疫チェックポイント分子阻害のような免疫調節を目的とする治療法と、がん細胞の表面の分子に対する抗体を用いる細胞傷害性抗体がありますが、その両方の開発を行っています。

免疫細胞療法

がんの犬から採取した免疫細胞を用いて、試験管の中で遺伝子組換え免疫細胞であるCAR-T細胞を作製し、再度がんの犬に投与する治療法です。ちまたで行われているほとんど効果を示さない活性化リンパ球療法などとは異なり、強力ながんを壊す能力をもった治療法です。