2022.0305 50歳になりました

2日前に50歳を向かえました。

今の自分の気持ちを残しておきたいという気持ちでブログを更新しようと思います。

人生100年であれば（本気で100まで生きようと思っています）ちょうど折返し地点ですが、
大学教員になって17年ですので、このまま65歳まで勤め上げるとしても、大学生活も残りのほうが短くなりました。

40になったときに「不惑」という言葉を意識しましたが、いまだに惑わず自分の道を生きているわけでもなく、そんななか50を迎えて、今度は「知命」とはいいますが、天命を知ることもなく、日々できることをしながら毎日もがいて生きているという感じは、40の頃と全くかわっていないと思います。

40の頃に思い描いた50の自分になれているかというと、まだまだ足りないことだらけで不満だらけの自分ですが、いろいろ振り返ってみると、とくに研究室の成果としては、多くの人に支えられてその頃よりは形が決まりつつあるのではないかと思っています。

やはり４0代という気持ちと50代に入ったというのは気持ちの上では大きな違いがあります。
もともと生き急いでいると言われがちなくらいせっかちで毎日を走っている気持ちですが、
自分が世の中に残せることを考えると毎日をゆっくり過ごすという気持ちにもなりません。

昨今、大学教員をやめて自分のやりたいことを実践しようとする人が増えてきました。
獣医大学だけではなく、大学自体のあり方も自分が大学教員を目指した頃とはどんどん変貌をとげ、
また現在の日本の大学が自分がやりたいことを実現できる環境かどうかもわからなくなってきました。
この50を迎える今は今後の自分の人生をよく考えるいい時期なのだと思っています。

新型コロナウイルス感染症の出現、ウクライナへのロシアの侵攻など、
10年前には予想しえなかったことが世の中で起こりつつもありますので、自分の10年後を予測するのも難しいです。

ただこれは以前から全くかわっていませんが、
「ただ生きるのではなく善く生きよ」を胸に毎日楽しく生きること、
今日死んでも後悔しない毎日を送ることを実践していきたいです。

どうやって獣医学に貢献していくか、自分が世の中になにを残すことができるか、自分でないとできないことはなにか、
などを考えながら、還暦までの次の10年間を走りつづけたいと思います。